代表取締役社長
メルコリゾーツ&エンターテインメント
社長兼業務執行取締役
メルコ・インターナショナル
取締役
スタジオシティ・インターナショナル・ホールディングス
パワースコア: 933
昨年の順位: 28
評価理由
- メルコ会長兼CEOローレンス・ホー氏の主要顧問
- 2016年にメルコに入社した元投資銀行家
過去に業績が振るわなかった人に対して厳しい態度を示してきた企業として、メルコリゾーツとカリスマ性があるローレンス・ホー会長兼CEOはエヴ ァン・ウィンクラー氏が何か正しいことを行っていると信じているに違いない。
投資銀行モエリス・アンド・カンパニー から2016年にメルコに入社し、その後、2019年9月にメルコの代表取締役社長として、マカオ、マニラ、地中海を含むメルコ所有施設で日常の監督業務を担っている。
新型コロナ感染拡大により企業はキャッシュよりも流動性に重きを置くようになった。今回のパンデミックにより直面した課題は45歳の彼には容易に解決できるものではなかった。また、今年9月に横浜市がIR誘致を撤回したことによって、彼らの横浜IRの夢が崩れ落ちたのは小さな後退ではない。
この間に、同社は日本でノンゲーミングリゾート施設の開発を2カ所で進めている。また、2022年にはキプロスでヨーロッパ初となる真の統合型リゾートであるシティ・オブ・ドリームス・メディテレニアンが立ち上げられ、マカオではスタジオシティフェーズ2の開発が進んでいる。
メルコへの入社前、同氏はほぼ20年間をウォールストリートの投資銀行の財務部で過ごし、メルコと関わる複数の企画に参加することでメルコに精通する機会を得た。またその逆もしかりで、メルコがウィンクラー氏を知る機会にもなった。同氏はUBSで合併や買収に携わり、その後、M&A専門の会社として2007年に設立されたモエリス・アンド・カンパニーに入社。同氏はメルコが2019年初めにオーストラリアのクラウン・リゾーツを一時的に買収したときに重要な役割を果たした。