会長兼
CEO PAGCOR
パワースコア: 588
昨年の順位:次回期待の5人
評価理由
- フィリピンのオンラインゲーミング規制を徹底的に見直した
- コロナ禍前に過去最高のゲーミング収益を上げることに貢献した
アジア太平洋地域の他の国と同じように新型コロナウィルス感染症の流行状況の影響で、過去2年の間にPAGCORの収益が急落したのは不思議ではない。
しかし、同時に規定者とゲーミング事業者の役割を果たすPAGCORの会長兼CEOアンドレア ・ ドミンゴ氏は現地経済の発展への貢献で驚くほどの柔軟性を示した。
ランドベースカジノが定期的に休業をしなければならない状況の中、ドミンゴ氏はオンラインの分野に集中することにした。そこで、オンラインゲーミングを海外の客に提供するために国内で合法的に営業するPOGO(フィリピン・オフショア・ゲーミング・オペレーターズ)が撤退するのではないかとの心配をき っかけに、ドミンゴ氏は新しいPIGO(フィリピン内陸ゲーミング事業者)事業計画を立ち上げた。PIGOは国内中心の計画で、現地の方々にオンラインギャンブルを提供することに対しての大きな方針転換だ。
その支えとして、3社のスポーツブックに国内オンラインサービスの提供を認めたほか、e-Sabong(オンライン闘鶏)の合法化をし、ライセンス獲得事業者から最初の4カ月で2,000万米ドル(約22億7,000万円)を徴収した。
PAGCORをリードするドミンゴ氏はオンラインゲーミングの拡大が2021年のゲーミング収益に7億6,100万米ドル(約864億円)ほど貢献すると予想している。