韓国の外国人専用カジノ運営会社であるパラダイスのカジノ収益が、10月に前四半期比で125%急増した。これはかなりの好機に恵まれたことで後押しされたようだ。
同社の財務諸表によると、カジノの売上高は9月の94.9億ウォン(約9億円)に対し、10月には213.5億ウォン(約20.6億円)に達した。それはテーブルドロップの売上高が、9月の1022.7億ウォン(約99億円)よりわずかに増加し、1087億ウォン(約106億円)となったにもかかわらずだ。
10月の売上高は、昨年同月より4.5%減少となった。
テーブルゲームは前月比で153%増の196.5億ウォン(約19億円)となり10月のカジノ収益の大部分を占めた。一方、マシンの売上高は9月の数値から1%の減少となった。
2021年の年始からの10カ月間で、パラダイスのカジノ(ソウルのパラダイス・ウォーカーヒル、済州グランド、釜山カジノパラダイス、仁川のパラダイス シティ)の売上高は、海外からの訪問客を遠ざけている新型コロナ感染防止のための国境閉鎖が及ぼす影響により、前年比25.7%減の209.99億億ウォン(約203億円)となった。
1日(月)に韓国全土で新たな規則「ウィズコロナ」が施行されたが、このコロナ禍のトンネルの終わりにようやく希望の光が見え始めてきたようだ。国境を開く動きはまだないが、政府は2022年初頭までにすべての国内規制を撤廃する計画を引き合いに出しつつ、ほとんどの企業に関する一連の規制を緩和した。