豪トップのオンラインスポーツブックメーカー、スポーツベットでは、2021年7-9月期の収益が前年比20%増の3億7,000万ユーロ(約570億円)へと増加し、合計市場シェアで競馬・賭博大手のタブコープを追い越した前向きな勢いを継続させた。
英国にある親会社のフラッター・エンターテインメントが2日(火)、発表した数字によると、スポーツベットではニューサウルウェールズ州およびビクトリア州でのロックダウン延長に後押しされる形で、月間平均プレイヤー数が20年第3四半期の87万6,000人から21年第3四半期には約110万人へと増加した。
同社はこのように説明した。「この期間中、オーストラリアの人口の60%以上に移動制限が適用され、スポーツベットは結果として追加のレジャー消費支出を捉えた。
スポーツブックの賭け金は前年比15%増となった(45億3,000万米ドル)。純収益率は11.1%へと40ポイント増加した。我々の予想に反し、前年比増となったスポーツの好調な結果を繁栄している。同四半期中の予想利幅の改善は、寛大な投資の増加によって相殺された」。
スポーツベットは、2021年のBetEasyとの合併以来、大きな成長を経験しており、市場シェアは当時26%だったものが6月末の四半期には47%となり、タブコープのシェアは50%から39%に低下した。
スポーツベットの収益は2019年の6億1,800万米ドル(約680億円)から2020年には14億8,000万米ドル(約1,630億円)に、そして2021年上半期だけで8億1,100万米ドル(約892億円)にのぼった。5億400万米ドル(約554億円)の第3四半期収益は、2021年が再び記録更新の年になることを示唆している。