NSW独立酒類・ゲーミング局(ILGA)は、スター・シドニーがカジノライセンスを保持するのに適しているかどうかの定期調査の一環として、2022年3月から公聴会を開催する予定である。
先日オーストラリアのメディアにより、スターは顧客の資金源をめぐる警告を無視しながら、組織犯罪に関わるハイローラーギャンブラーを育成し、それにより彼らにマネーロンダリング、組織犯罪、詐欺、他国干渉を許していたとする報道を受けて、この公聴会が開かれることになった。
同社は、これらのメディアで報道された内容の大部分を否定し、それらを「誤解を招く恐れがある」と説明した。
ILGAは19日(火)、アダム・ベルSC氏が行っているスター・シドニーの定期調査は4週間前に開始されたと伝えた。この調査の目的は、同社が事実上どの程度、法定義務を遵守しているか、またカジノライセンスを保持するのに適しているかどうかを確認するためである。
しかし、メディアの報道を受けて、「ベル氏自身は、スターがマネーロンダリングや組織犯罪による潜入に防ぐための同社のシステム保守と管理などのあらゆる問題に関する公聴会を開くことが、国民の利益になると考えている」とILGAに伝えた。
ILGAは、「ベル氏の決定を全面的に支持している」とし、公聴会は2022年3月に開催予定であると述べた。公開レポートは、2022年6月30日までにILGAに渡される予定だ。
カジノ同業者のクラウン・リゾーツは、メディアによる同様の疑惑報道を受けて、昨年末に行われた同社に関する調査ではクラウン・シドニーのNSWカジノライセンスを保持するのに不適正であると最終的にわかったが、同社とILGAは現在、今後数カ月で適性を満たすことが期待されるクラウンに対する懸念事項に対処するため、一致協力をしている。