珠海市政府は10月18日(月)に、珠海とマカオの国境を19日(火)正午から再開すると発表した。これにより、マカオから珠海に入国する際に14日間の検疫隔離の必要がなくなる。
また、マカオでは、出国後24時間以内に取得した新型コロナ検査の陰性証明書の提示を旅行者に求めていたが、その期間を48時間に延長した。
珠海市は検疫措置のほとんどを取りやめたが、過去7日間で濃厚接触者になったとみなされる人、過去7日間にレッドコードおよびイエローコードの区域にいた人、過去14日間に高感染リスクの職務に就いた人の3カテゴリーに該当する人には、引き続き検疫を義務付ける。
同市では、マカオ特別行政区から隔離ホテルで働く複数の警備員に新型コロナの陽性反応が出たとの報告を受け、9月26日にマカオからの入国者に強制検疫措置を実施。また、建設作業員の感染が発覚したことで、同措置は10月のゴールデンウィーク中を含め、数回に渡って延長された。その結果、珠海とマカオとの国境は3週間以上にわたって事実上閉鎖されている。
マカオではこの間、同国在住のすべての人を対象とした大規模集団検査を2回実施し、さらに17日(日)には、レッドゾーンまたはイエローゾーンに住む人を対象とした小規模な3回目の検査を開始。これら3回の検査の結果はすべて陰性だった。
映画館、劇場、屋内遊園地、ゲームセンター、インターネットカフェ、ビリヤード場、ボウリング場、サウナ・マッサージ店、美容院、ジム、ヘルスクラブ、カラオケ店、バー、ナイトクラブ、ディスコ、ダンスホール、キャバレーなどの娯楽施設は、火曜日の午前0時から営業を再開し、マカオの生活は徐々に通常に戻りつつある。