フィリピンの大手企業ウデンナ・グループのゲーミング&ホスピタリティ部門であるPHリゾーツ・グループは、セブ島の新しい統合型リゾートであるエメラルドベイの開業予定日を2023年の第1四半期まで延期した。
エメラルドベイは、これまで22年第3四半期の開業を予定していたが、10月18日(月)にフィリピン証券取引所に提出した進捗報告書の中で、このスケジュールの更新について言及している。
同社は、第1フェーズの開発の約41%が完了し、まもなく内装や備品の設置が開始されることを明らかにし、次のようにコメント。「エメラルドベイの第1フェーズが完成し、2023年第1四半期の開業を目指して予算と予定通りにフル稼働を開始できるように、主要設計(スティールマン・パートナーズ)、プロジェクト管理(テンマン HK)、建設(テルプ・アジア・コンストラクション・コーポレーション)の各チームと緊密に協力している」。
第1フェーズでは、4,154平方メートルのゲーミングフロアに600台のスロットマシン、122台のゲーミングテーブル、270室の5つ星ホテル、5軒の飲食店、そして「リゾート利用者に向け開放する、一部完成済みの全長300メートルのビーチフロント」を目標としている。
2027年までに完成予定の第2フェーズでは、さらに8,210平方メートルのゲーミングフロア、729台のスロットマシン、146台のゲーミングテーブル、780室の5つ星ホテル、5つのヴィラ、4つのプール、MICE施設、16軒の飲食店を追加する。
同社は先週、エメラルドベイの開発に集中するため、クラークにある開発中のIR、ザ・ベースの暫定ライセンスの自主的な停止をフィリピンのゲーム規制当局PAGCORに要請し、承認を得たと発表。今回のオープンの第1フェーズの遅れは、これを受けてのことだ。