メルコリゾーツ&エンターテイメントは、シティー オブ ドリームス マカオにあるクラブ・キュービックの管理と経営を引き継ぎ、この人気のナイトクラブは新しい名前で運営を再開することを発表した。
2011年にオープンしたクラブ・キュービックは、これまで香港に上場しているルク・ヒン・エンターテインメントグループ・ホールディングス(Luk Hing Entertainment Group Holdings Ltd)によって運営されていた。この会社は、珠海市でもキュービック・スペースプラス(CUBIC SPACE +)を運営している。メルコまたはルク・ヒン(Luk Hing)から経営陣の異動の理由に関する情報は提供されなかったが、メルコは、「すべての地元従業員に対し、このナイトクラブの運営に引き続き携わることが出来る選択肢を提供する」ことを認めた。
新型コロナ発生により、今週マカオ政府が発表した営業停止命令を受け、さまざまな公共娯楽施設が現在も閉鎖中であるが、メルコは「現在の健康防疫措置がマカオ政府により解除され次第すぐに。クラブ・キュービックを新しい名前で運営再開させる」と述べた。
2015年に上場したルク・ヒンの最新の財務報告書によると、2021年6月30日までの6カ月間のグループ全体の収益は8,980万香港ドル(約12.8億円)で、そのうち1,530万香港ドル(約2.1億円)はマカオのナイトクラブからのものである。会社所有者に帰属する損失は、1,590万香港ドル(約2.2億円)。
2019年12月31日までの12カ月間、つまり新型コロナによる感染拡大が事業に影響を与える前は、グループ全体の収益は2億2,540万香港ドル(約32億円)で、そのうちマカオが貢献したのは1億2,120万香港ドル(約17億円)となる。年間損失額は3,060万香港ドル(約4.3億円)で、2018年には220万香港ドル(約3,155万円)のわずかな利益を出している。
クラブ・キュービックは、シティー オブ ドリームス マカオで約2787㎡(3万sq ft)の面積を占めている。