米国のスポーツベッティングとファンタジースポーツの大手であるドラフトキングスが、英国のオンラインゲーム会社エンタイン PLC(Entain)を200億米ドル(約2兆1,830億円)で買収する提案をしたという報道を受けて、MGMリゾーツは売買の可能性に関する発言の機会を要求した。
BetMGMは急激に成長している米国のスポーツベッティング市場の明白なリーダー間で急速に確立されたスポーツベッティング部門であり、エンタインとMGMはその折半出資会社である。
昨晩のCNBCによる報道によると、エンタイン自身によって承認されて以降、ドラフトキングスは、エンタインの企業価値である132億ポンド、つまり180億米ドル(約1兆9,698億円)を超える、200億米ドル(約2兆1,830億円)の現金と株式で構成される買収提案を行った。これは、今年初めにMGMが同社を110億米ドル(約1兆2,037億円)で買収する提案を行い後にノックバックされた金額をはるかに上回っている。
それにもかかわらず、MGMはBetMGM事業への潜在的な影響を考慮して、そのような取引での発言権を要求する声明を発表し以下のように述べた。
「弊社は、大成功を収めた折半出資会社のBetMGM LLCを通じて、米国のオンラインスポーツベッティングおよびiGaming市場におけるエンタインの独占的パートナーである。
結果として、エンタインまたはその関連会社が米国で競合する事業を所有するための取引には、MGMの同意が必要となる。
我々の優先事項は、BetMGMが成長する米国のオンライン機会を獲得し続け、世界有数のゲームエンターテインメント企業になるというMGMのビジョンを実現することである。MGMは、BetMGMの合同事業を管理することは、その戦略的目標を達成するための重要なステップであると考えている。
我々は、必要に応じてエンタインおよびドラフトキングスと連携し、すべての当事者の目的を満たす独占契約への解決策を見つけることを約束する」。
Inside Asian Gamingが最近発表したように、MGMは長期的な拡張計画の一環としてBetMGMの世界的な展望を示している。