香港ジョッキークラブ(HKJC)は5日(日)、過去の記録をすべて打ち破りシーズン開幕日の最高売上高を更新した。その合計額は前年の記録より4.3%増の約203億円(14.4億香港ドル)を記録した。
新型コロナの制限により沙田(シャーティン)競馬の観客はたった362人となった1年前と比べて、今シーズンは沙田で1万6,356人、ハッピーバレーで1,207人、全体で1万7,563人の観客が戻ってきた。
売上高は14.4億香港ドル(約203億円)で、これは、2017/2018シーズンの売上高記録を抜き6.8%増となった2019/2020年の13.8億香港ドル(約195億円)を上回った。
HKJCのウィンフリード・エンゲルブレヒト-ブレスケスCEOは以下のように述べている。「個人的には、我々が望んでいた最高のスタートだと思う。
客足を戻すことができたのは素晴らしい気分であった。スポーツ的な観点から言えば、観客らは見事なパフォーマンスを目にした。
ビジネス的な観点では、売上高はシーズン開幕日の過去最高額を記録し、昨年の13億7,600万香港ドル(約194億円)を上回った。個人的には、今シーズンにとって素晴らしいスタートだと思う。
また、今後については非常に楽観的に見ている。我々は、スポーツとビジネスの両方の観点からより良いスタートを切ることは期待できなかったかもしれない。
この先も、香港の競馬レースがますます力をつけて広がって行くことを楽しみにしている」。
HKJCの2020/21シーズンの売上高が前年比27.9%増の2,797億香港ドル(約3兆9,514億円)、レース売上高が12.5%増の1,361億香港ドル(約1兆9,227億円)を記録したと発表された数日後、印象深いシーズンが始まる。