ランディング・インターナショナル・デベロップメントは、韓国の統合型リゾートの済州神話ワールドの非ゲーミング施設による多大な売上貢献が後押しし、2021年6月30日までの上半期売上高が前年比81.8%増の4億7,660万香港ドル(約67億円)に達したと報告した。
この売上高回復は、同社を6億2,370万香港ドル(約88億円)の損失から救うことはできなかったが、20年上半期の7億9,220万香港ドル(約112億円)の損失を下回ることが出来た。外国人専用のランディングカジノでの事業は依然として新型コロナの深刻な影響を受けている。
ランディングカジノの21年上半期の純収入は、前年の1億110万香港ドル(約15.6億円)から減少しわずか5,870万香港ドル(約8.3億円)となり、ゲーミング事業からのセグメント損失は250%増の2億4,800万香港ドル(約35.7億円)となった。
済州神話ワールドと比較すると、売上高は前年比186.5%増の3億5,070万香港ドル(約49億円)となっており、「主にホテル、MICEイベント、飲食サービス、アトラクション型テーマパーク、商品売上高、リゾート内の小売スペースのリースからも派生して増収している」。
同社は、2021年前半はとりわけ国内市場をターゲットとし、宿泊施設やウォーターテーマパークへの入場、飲食がひとつになった特別なステイケーションパッケージとプロモーションイベントの提供を行ったと述べ、以下のように説明した。
「市場の認知度と競争力を高めるために、ライティングショー、大道芸、写真家の展示会など、さまざまなアトラクションイベントが開かれ、顧客体験を向上させた。
我々は、昨年同期と比較して、稼働率と収益の両方の観点からこれらすべてのマーケティングキャンペーンが当社の急速な売上回復の鍵であったと確信している」。