インペリアル・パシフィック・インターナショナル(IPI)の元会長である崔麗傑氏は法廷侮辱罪に問われ、1ヶ月余りの猶予期間が与えられた。
マリアナス・バラエティやサイパン・トリビューンの報道によると、同氏は今週、IPIのサイパンの統合型リゾート、インペリアル・パレス・サイパンの元建設作業員7人が関与した事件に関連して、北マリアナ諸島連邦(CNMI)の米国地方裁判所から2度目の法廷侮辱を受けた。労働者らは現在、労働法違反と人身売買の疑いで損害賠償を求めている。
同氏は、労働者の代理人である弁護士から「妨害的で不従順な行動のパターン」だと告訴され、すでに一度、侮辱罪を適用されている。
具体的には、召喚状の送達を回避して応答しなかったこと、3月4日に携帯電話のデータ保存を要求された後に携帯電話からWeChatのデータを削除したこと、報告書では携帯電話のデータが空になっていたのに保存されていたという申告をしたこと、サイパンに到着してから使用していたSIMカードを紛失したと主張したこと、3月31日に保存命令が出された後も携帯電話を使用し続けたことなど。
同裁判所は8月25日(水)、法定提出用証拠資料を作成するために自身のコンピュータの提供、全てのESIデータを記述した修正宣誓書を5日以内に提出、新しいローズゴールドのiPhoneの購入証明書を提供、残りのすべてのSIMカードを直ちに提供、全デバイスの画像化の完了と保存およびWeChatのアカウントデータの保存を確認した業者からの宣誓書、これらを10月4日までに提出することを求めた。
これに従わない場合、日額1,000米ドル(約11万円)の罰金が科せられ、禁固刑の可能性もある。
同裁判所は、同氏がWeChatのメッセージを削除しないよう命じられたにもかかわらず継続的に削除したこと、および所有している他の電子機器について裁判所に報告しなかったことにより、裁判所の保存命令に「明確かつ明白に」違反したと判断した。
IPIの60.69%の株式を保有する同氏は、個人的な時間的制約を理由に6月に会長を退任している。