メルコリゾーツ&エンターテインメントは、対象の従業員が基本給の一部を使って自社株を購入できる株式購入・特典プログラムを開始した。
2020年2月マカオのすべてのカジノが営業を15日間停止し、4月中の利用者数が11,041人という低水準にまで落ち込んだ新型コロナウイルスの感染拡大中に、同社の一時帰休に同意した全従業員に同プログラムが適用される。
同社によると、このプログラムは2021年7月から2022年6月まで実施され、同社の長期的な成長から利益を得る機会を従業員に与えることを目的としている。
従業員は給与の一部を用いて、同社の2011年株式報奨制度に基づく制限付き株式を購入すると、付与日時点で支払われている基本給の200%に相当する額が付与される。
発行可能な制限付き株式の最大数は、2021年7月8日(木)時点での同社の発行済み株式総数の0.50%未満に相当する。
同社の会長兼CEOローレンス・ホー氏は、「株式購入・特典プログラムは、昨年のコロナ禍での従業員らの献身や取り組みを評価したもの」とコメント。
「感染拡大が徐々に収まるにつれ、すべての従業員に感謝の気持ちを伝え、当社の長期的な成長に貢献する機会を得られるようにしたい。従業員こそが、当社に将来の成功をもたらす最も重要な要素である」。