韓国では今週、1日あたりの感染者数が1,000人を超えたため、新型コロナウイルス関連の規制を最高レベルに戻すことを検討している。
新型コロナウイルスの感染拡大が始まって以来、同国では7月8日(水)に1,212人の新規感染者が発生し、過去2番目の多さを記録。最近では、ワクチンの普及により規制が緩和されていた。
しかし、感染力の高いデルタ型は、特に首都ソウルでの感染率が高く、数日以内に規制が再び強化される可能性があると言われており、同国の低迷するカジノ業界に大きな打撃を与えている。
ロイター通信によると、同国での第4波は若年層の油断が原因とされており、全国のワクチン接種率はまだ10%と停滞。その大半は60歳以上の高齢者だ。
キム・ブギョム首相は8日(水)に、「自分自身だけでなく、家族、友人、学校、国のすべての人を守るために」ワクチン接種を受けるよう国民に呼びかけた。
「数日監視しても事態が収束しない場合、ソーシャルディスタンスの最も厳格な措置を実施せざるを得ないかもしれない」。
政府は12月にソウルの警戒レベルを最高レベルの2.5に設定し、パラダイスのウォーカーヒルカジノとグランド・コリア・レジャー(GKL)の江南COEXや江北ミレニアム・ソウル・ヒルトンのカジノは、閉鎖せざるを得なくなった。また、GKLは釜山ロッテホテルの営業を停止し、韓国人がギャンブルを許可された唯一のカジノである江原ランドは、12月8日から2月15日までの2ヶ月間閉鎖した。江原ランドは先月、収容人数を2倍にする許可を得たばかり。
7日に発表された全国の感染者数は1,212人で、12月24日に記録された1,237人の次に少ない。