サイパンの連邦カジノ委員会(CCC)は、先月職員に送った60日前解雇通知による解雇日となる7月31日に、職員数が39人からちょうど16人に減ることを見込んでいる。
先週行われた、CCCエドワード・C. デレオンゲレロ会長による月例会議とその後の地元メディアのサイパントリビューン(Saipan Tribune)へのインタビューで、規制当局の悲惨な財政状況の多くの影響が明らかになった。
スタッフの喪失は、カジノ事業さのインペリアル・パシフィック・インターナショナル(CNMI)LLC自身の財政難による直接的な結果であり、それがライセンス契約に基づく特定要件に準拠しなかったためにカジノライセンスが停止となった。それらの不履行には、2020年10月のIPIの年間310万米ドル(約3.4億円)の規制手数料の未払いも含まれており、それには毎年CCCに提供されるすべての資金が含まれている。
ゲレロ会長がサイパントリビューンに対して発表したコメントによると、CCCは政府から毎年1米ドル(約111円)だけを受け取っており、IPIの支払いがない場合は経費削減をする以外に選択肢はほとんどない。
彼はまた、近い将来CCCオフィスの空調ユニットやその他の電化製品を停止や、ビデオ会議を介する会議が行われるなどの非常手段を行う警告をしている。
2020年3月17日以降インペリアル・パレス・サイパンが閉鎖されたため、IPIは、新型コロナの業務への影響を考慮した年間ライセンス料支払いに関するCCCとの見解の相違のため、サイパンの上位裁判所に司法審査を実施するよう求めている。