5月19日に九州各県及び山口県の知事や地域の経済団体の長からなる九州地域戦略会議がオンラインで開催され、議長である大分県の広瀬知事から、IRに関連して発言があった。
広瀬知事は「ＩＲについては、観光振興の観点から、みんなで盛り上げていく必要がある」「ＩＲが実現すれば、九州の自然・食の魅力を多くの人に知ってもらう大きなきっかけになると思う」と述べ、「九州ＩＲ推進協議会が発足して、九州全体で盛り上げていこうということになってると思うが、ぜひよろしくお願いしたい」と改めて協力を呼びかけた。
IR誘致に向け矢継ぎ早に多彩な動きを見せている同地域。九州・長崎IRの実現を契機として、各地の様々な依存症に対する効果的で実効性のある措置について、一層の強化を図るための連携 ネットワーキングを行う、「九州地方依存症対策ネットワーク協議会」の設立が5月19日に開催された九州地域戦略会議で報告された。この協議会は、各県の依存症対策担当部局や専門医療機関をメンバーとして、今夏に発足予定だ。
教育関連では、4月23日に九州・長崎国際観光人材育成コンソーシアム準備会を発足した。IRの区域認定後に正式に立ち上げる予定で、長期的な視点で、国際観光分野における高度な人材育成を目指しているという。第一弾として、本年2月に九州・長崎の国際観光人材の育成を目指したセミナーを開催しており、近々、二回目の開催を予定しているとのこと。
依存症啓発週間の期間中には、九州・長崎IR安全安心ネットワーク協議会準備会が、5月14日から20日まで、ギャンブル依存症の歴史や予防と治療の動向について、オンラインセミナーを開催した。また、長崎県障害福祉課では、長崎こども・女性・障害者支援センターと協働で、5月15日に、ギャンブル等依存症が地域や家庭に及ぼす影響についての理解を深めるためのオンライン講演会を開催した。
九z州IR推進協議会(KIRC)では、IRが地域経済にもたらすビジネス機会についての様々な分野での理解促進に向けた第１回セミナーを6月4日(金)15時〜17時30分にオンラインで開催予定。IRの直接・間接あるいは誘発効果や地域経済の見通しについて講演を予定しており、IRやゲーミング産業について幅広い経験を有したゲストスピーカーも登壇する。
