パースのホテル検疫システム関連で3名の新型コロナウイルス陽性者が生じたため、クラウン・リゾーツは、カジノ事業を再開後わずか2日で再び閉鎖した。
オーストラリアのカジノ大手である同社は金曜日深夜、 西オーストラリア州政府より新型コロナウイルスの規制緩和を受け、 5月1日朝から営業の再開許可を得た。しかし、その数時間後に市中感染で新規感染者が3名発生し、同州政府が移動規制をパースおよび周辺地域で即時再開することとなった。
同社は月曜日、この規制を受け、カジノおよびカジノ内の飲食店の即時閉鎖、また少なくとも5月8日(土)午前12時1分まで必要であると述べた。
「クラウン・パースは、全てのホテル、非ゲーミングの飲食店、宴会場、会議場を引き続き運営していく」と、同社はコメント。
同市はこれまで、ホテルの検疫所に滞在中の男性がチェックアウト後に陽性反応を示したことを受け、4月23日から3日間のロックダウンを実施。そのロックダウンが解除された後も一部の規制が4日間残っていたが、全ての規制が緩和されてから24時間後の土曜日に、ホテル検疫所の警備員とその同居人2名の計3名が土曜日に陽性と診断された。
クラウン・パースは、ニューサウスウェールズ(以下NSW)州で行われているクラウンの事業の調査結果を受け、西オーストラリア州で現在行われている王立委員会の焦点となっている。
同州でのカジノライセンスの保持に関し、その後のバーギンレポートはクラウンを不適格としているが、NSW独立酒類・ゲーミング局は、今年後半にライセンスが再発行される可能性を示している。