インド南部のゴア州では、新型コロナウイルスの感染拡大を抑止するべく4日間のロックダウンが宣言され、すべてのカジノ、ホテル、バー、レストラン、観光施設に閉鎖が命じられた。
同州では、木曜日に2,110人の新規感染者数を記録。全国では感染者数379,308人を記録しており、国内の病院では新規感染者の収容が追いつかない状況となっている。
感染拡大以来、1,086人の死者を出している同州では4月30日から5月3日までの4日間、全面的なロックダウンが実施され、プラモッド・サワント同州首相は、必要不可欠なサービスと産業活動のみが営業を許可されると述べた。
公共交通機関は運行されず、カジノを含む娯楽施設は閉鎖されたままとなる。政府は1週間前に、午後10時から午前6時までの夜間外出禁止令を発令しており、カジノ、レストラン、バー、映画館に対し、50%の収容者数での営業を認めていた。
今回のロックダウンの発表を受け、インド最大のゲーミング事業者デルタコープの株価は、木曜日に3%下落した。
同社は、同州で3軒のオフショアカジノと1軒のランドベースカジノ、そしてシッキム州で1軒のランドベースカジノを運営。今年初め、同州で初の統合型リゾートの開発計画を発表し、地元観光局から承認を得ていた。