日本の株式会社ユニバーサルエンターテインメントの完全子会社で、フィリピンの統合型リゾートであるオカダ・マニラを運営するタイガー リゾート レジャー アンド エンターテインメント インク(TRLEI)は、新型コロナの影響により、調整後セグメントのEBITDAが前年同期比で35%減の6億9,200万比ペソ(約15.5億円)となったと報告した。
ゲーミング総収益が42%減の52.9億比ペソ(約119億円)となったこの結果は、オカダ・マニラが3月15日に閉店となるまでは通常営業を続けていた昨年の同時期と比較しても、2021年の第1四半期を通して稼働力が低下していたことを示している。
TRLEIは先週金曜日、VIPテーブルゲーム収益が前年比49.0%減の23.3億比ペソ(約52.3億円)、マステーブルの収益が49.3%減の8億6,100万比ペソ(約19.3億円)となったと発表した。ゲーミング機の収益はわずか19.4%減の19億比ペソ(約42.7億円)となった。
オカダ・マニラへの来場者数は、昨年第1四半期の約120万人から今年上半期には57万2,000人へと半減し、ホテルの稼働率は前年同期の91.4%から74%に減少した。
全土を襲う新型コロナ再拡大の波を受け、マニラにあるすべてのカジノは2021年3月29日以降閉鎖となっている。ロドリゴ・ドゥテルテ大統領は先週、修正を加え、強化されたコミュニティ隔離措置(MECQ)が、少なくとも4月30日までマニラ首都圏で実施されることを明らかにした。