サンズ・チャイナは、“サンズ・マカオ”の名称を使用する広東省拠点のオンラインギャンブルサイトとは無関係であるという声明を発表。
同声明は、広東省公安局が先週発表したプレスリリースに基づくもので、最近の越境賭博の取り締まりの成果を説明し、“サンズ・マカオ”を名乗る集団を含む、現在追跡中の大規模な2集団の名を挙げた。
同局によると、中国が取り締まりを昨年に開始して以来、966件の越境賭博事件を調査および処理した。1,034名の容疑者が逮捕され、836件のオンラインギャンブルおよび違法決済のプラットフォームが排除された。 また、200以上の地下銀行、60組の違法技術サービスチーム、70件の賭博促進プラットフォームから大量の発見物を押収したという。
しかし、同局は“サンズ・マカオ“と名乗る集団を含め、2つの集団を引き続き追跡すると述べた。 “サンズ”越境オンラインギャンブル集団は、オンラインギャンブルのゲーミング開発や顧客サービスの運営および維持に海外在住の中国人を募集したと同時に、オンラインおよびオフライン形態での違法賭博活動に中国人を募集したとされる。
「広東省公安局は現時点で、本件に関与した大勢を逮捕したが、まだ逃亡中の容疑者がいる」。
これに対し、サンズ・チャイナは今週、独自の声明を発表。この犯罪集団は、マカオ半島にあるサンズ・マカオの施設や会社全体とは一切関係がないと述べている。
サンズ・チャイナは、「『サンズ・オンライン・ギャンブリング』が当社の許可なく、当社財産の名称および商標を違法に使用している」とコメント。
「当社は、いかなるオンラインギャンブル活動にも関わっておらず、本件での商標権侵害を厳しく追求している」。
「オンラインゲーミングを提供していると称し、当社のブランドを使用しているウェブサイトはすべて偽物であり、直ちに警察当局に通報していただきたい」。
広東省公安局は先週、4月30日までに自首するよう関与した者に呼びかけたが、これは今年初めに、中国公安省が自首した容疑者には寛大な処分を与えるとコメントしたことを受けたものである。
「公安当局は、自首を拒否して越境賭博や関連する犯罪行為を続ける者を厳しく処罰する」。
中国文化観光部は昨年、中国人観光客を賭博目的で誘致していると思われる海外観光地の「ブラックリスト」を作成したと発表している。