先日、カジノ管理委員会がカジノ施行規則案を公表、意見公募手続きに入ったことを報じたが、内容について精査し、要約する。
IR(カジノを含む統合型リゾート施設)の事業者などを管理・監督する政府のカジノ管理委員会は金曜、カジノ施行規則案を公表し、日本初のカジノ営業が実際どのようなものになるのかに関する詳細を説明した。
今回の施行規則案は、2016年12月のIR推進法成立から4年以上、そして日本政府がIRライセンス付与の候補地およびその事業者パートナーからの申請受付を開始するまで6か月となったタイミングで公表された。
しかしながら、規則案(具体的にはカジノ管理委員会関係特定複合観光施設区域整備法施行規則案)が最終決定される前に、まずは意見公募手続(パブリックコメント)が行われる。
意見募集期間は2021年4月2日(金)から2021年5月9日(日)までで、日本のIR開発に関連する重要規則の多くを取り扱う。意見募集対象に含まれる3つの主要分野は以下の通り。
- 特定資金移動、履行保証金及び特定資金受入保証金に関する規則案
- カジノ規則及び運営に関する情報通信技術(IT)の活用案
- カジノ関連機器等製造業等の審査基準案
Inside Asian Gamingが今週伝えた通り、規則案では日本のカジノフロアで認められる予定のゲーム9種21分類も公表されている。その内訳はバカラ(2分類)、トゥエンティワン(4分類)、ポーカー(8分類)、カジノウォー、クラップス、シックボー、ルーレット(2分類)、マネーホイール、パイゴウで、それに加えて電子ゲーム機等によるゲームが許可される予定。
パチンコ、パチスロ、麻雀といった日本の伝統的なゲームは含まれていない。