地元のゲーミング従業員組合は、マカオ特別行政区政府に対し、現在市内のゲーミングフロアに課されている社会的距離確保の措置を撤廃するよう要請をした。
マカオは、新型コロナウイルス感染症が最初に発生した2020年2月に41のカジノすべてを15日間閉鎖し、再開時には厳重な社会的距離確保の措置を講じてきた。それらの措置は、ゲーミングテーブルの数を半分以下に制限しテーブル間の十分なスペースを確保、および各テーブルに着席するゲスト同士の間に1つの空席を確保することことでカジノフロアの営業を許可するというものであった。ゲストはゲーミングテーブルの前や近くに立つこともまた禁止とされた。
新マカオゲーミングスタッフ権利協会は水曜日にゲーミング監察協調局に請願書を提出し、これらの社会的距離確保の要件を撤廃するよう求めた。
同協会はゲーミング従業員と顧客の安全を確保には、マスクの着用、カジノの入り口での体温チェック、グリーン健康コードの使用などその他の予防策で十分であったという見解を述べている。
マカオは3月3日、カジノ入場時に新型コロナウイルスの検査で陰性結果の提示を求めないことを発表した。この要件は、中国本土からの訪問者に対する個別訪問スキーム(IVS)の再開に対応した2020年7月に実施されたものであった。
新マカオゲーミングスタッフ権利協会は、強制的なウイルス検査を取り止めて以降、顧客の流れが大幅に回復したため、ゲーミングの収益を増大させるためにその他の予防策も撤廃し得ると述べた。