長崎県は、同県が実施するIR(統合型リゾート施設)の事業者選定で、オシドリ・インターナショナル、カジノオーストリア、NIKIグループの3候補が第二次選考へ進んだと発表。
同県は1月下旬、佐世保市のハウステンボス跡地に建設予定のIR事業者募集に、5者の応募があったことを発表した。応募者全てが3月1日に開始された第一次選考に進んだ。
第1次審査の結果、カレントグループとONE KYUSHUの2者が落選し、5者は3者に絞られた。
カレントグループは、カレント、ゲット・ナイス、広東グループ、サクセス・ユニバース、ITCプロパティーズからなるコンソーシアム。一方のOne Kyushuは、TTLリゾーツが代表を務め、日本のピクセルカンパニーズとヨーロッパのパルトゥーシュグループが加わっている。
1次審査を通過した3者には、アメリカのトライバルゲーミング会社モヒガン・ゲーミング&エンターテインメントと最近提携したオシドリ・インターナショナルが含まれている。
カジノ・オーストリア・インターナショナル・ジャパンは、入札に関する詳細情報をまだ公開していないが、長崎県の事業者募集に最も早くから参加。NIKI & Chyau Fwu (Parkview) Groupは、日本のTHE NIKIと台湾のチャウフー(パークビュー)グループのコンソーシアムで、今回の公募には5者中最後に応募している。
候補者は今後、県や市と共に実施協定に向けた競争的対話を行い、その後、独立調査会社による各候補者の廉潔性や適格性に関する調査が行われる予定である。
二次審査書類の提出期限は6月、勝者の発表は8月頃に予定されている。
日本政府は、2021年10月から2022年4月まで、候補地とその事業提携者からの申請を受け付ける。