ベトナムの不動産開発大手ビングループは、待望の28億米ドル(約3,053億円)をかけた新リゾートを4月21日にフーコックでオープンすると発表した。
島の北に位置するフーコックユナイテッドセンターは、1,000ヘクタール以上をカバーし、複数の5つ星ホテルブランド全体で10,000室以上の客室を備える予定だ。66兆ドン(約3,118億円)をかける費用には、ベトナム最大のテーマパークであるビンワンダーズ・フーコックに加え、動物保護公園、18ホールのゴルフコース、ショッピングとエンターテイメント地区、MICE施設、マルチメディアショー、24時間営業の露店市場と病院が含まれている。
この開発には、フーコック・ツーリズム・ディベロ ップメント・アンド・インベストメント・カンパニーによって2019年1月に開業したコロナリゾート&カジノも含まれおり、ここが未だベトナムで唯一国民がギャンブルすることを許されているカジノである。
「大規模且つ世界クラスのエンターテインメント産業に加えて、質の高い暮らしに応えるための多様なエコシステムを備えたフーコックユナイテッドセンターは、単なるエンターテインメント複合施設ではなく、リゾート、ビジネス、高級感という分野において、ベトナム最高峰の施設となるだろう。」とビングループは述べている。
「フーコックユナイテッドセンターの「眠らない街」モデルは、ベトナムの夜間経済発展の基盤を築くだけでなく、同国が世界の観光マップ上で新しい国際的な目的地となる一歩を踏み出すことを表している。」
ビングループの新しいフーコックリゾートの当面の立ち上げは、同社傘下の1つであるレジャーおよびホスピタリティ企業のビンパールが、カインホア省のホントレ島にカジノを含む新しい22億米ドル(約2,400億円)をかけた統合型リゾートの開発案を発表した直後に行われる 。承認された場合、その開発では5つ星ホテルの客室1,200室、コンベンションセンター、交通システムに加えて、さらに5つ星および6つ星ホテルの開発エリアの準備もまた行われる予定だ。