インドのカジノおよびゲーミング事業者トップのデルタ・コープが、15億ルピー(約22億円)の新たな水上カジノ造船計画を明かした。ゴアのマンドヴィ川にある既存の船の1隻を2022年半ばまでに置き換える計画だと言う。
デルティン カラベラを置き換える予定のこの新船は、デルタ・コープが最近45%の株式を取得したウォータ―ウェイズ造船所で造船される予定。同造船所は、同社が持つ3隻のオフショアクルーズ船のうちの1隻であるカジノ ロイヤルを造船した。
ザ・タイムズ・オブ・インディアの報道によると、デルタ・コープの最高財務責任者であるハルディク・デバル氏が、さらに規模を大きくした新船への最新の投資を正式に認めており、デルティン ジャック、デルティン ロイヤルという2隻の船を合わせたよりも大きな売上の創出を期待しているという。
同氏は、「当社は3つのライセンスを保有しており、船のうちの1隻はデルティン かラベラという非常に小さなボートだ。それをより大きな船にアップグレードするつもりだ。造船はしばらく前に開始しており、今後12カ月から18カ月の間に、この川で造船された最新船が完成すると信じている」とコメントした。
デバル氏はまた、最近発表したゴアのパーネムでの統合型リゾート開発計画への考えについても詳しく語った。計画中の施設には、電子カジノ、テーマホテル、ウォーターパークそして映画館などが含まれる予定。現在、ライブテーブルゲームが許可されているのはゴアにある6つの水上カジノのみとなっている。
デバル氏は、「両方の世界を最大限活用できるよう努力している。政府が方針や法律を変えて、4,5年の間に統合型電子カジノが建設できるようになり、陸上でのライブゲーミングを認めてくれることを期待して投資を行なっていく」と語った。
デバル氏は、デルタ・コープが計画中のIRに高い期待を持っていると述べた。
「大きな利益を生み出してくれると信じている。今後5年間に100億ルピー(約150億円)から150億ルピー(約217億円)という投資を目指しているが、デルタが全ての資金を出すわけではない可能性がある。小売、ウォーターパーク、エンターテイメントセクターのパートナーとしてデルタが連れてくる戦略的パートナーや他の企業が関わってくるだろう。彼らが資金を持ち込み、デルタはゲーミングと300から400室の客室を持つホテルに集中する」と説明した。