「長崎IR」　佐世保市の新年度予算案はIRなど8事業に重点

　佐世保市は19日、2021年度一般会計当初予算案を発表した。それによると総額は1,177億2,816万円。前年度当初比2.6％減で2年連続の減額予算となった。

　ハウステンボスに誘致予定のカジノを含む統合型リゾート（IR）など地方創生の戦略に位置づける8つのリーディングプロジェクトへ重点配分するという。

　歳入は、市税が新型コロナウイルスの影響で個人、法人両市民税の減収などから278億8,000万円（5.5％減）と落ち込んだ。

　歳出は新型コロナウイルス対策事業で衛生費が118億5,697万円（2.8％増）と増えた。ポストコロナに対応する新規事業として、電子決裁・文書管理システム経費（2,230万円）、先進的ICT技術活用企画費（530万円）などを計上。業務変革を目指し、総額8億3,083万円のデジタルトランスフォーメーション関連予算も盛り込んだ。

　朝長則男市長は「新しい価値、新たな未来をつくる予算」と説明。予算案は26日開会の定例市議会に提案される。

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