セガサミー・ホールディングスがグループ全体の希望退職者募集を完了し、729人が同施策に応募した。
昨年末、新型コロナによる財政圧迫に対応するために初めて発表された同施策は、応募者への特別退職加算金の支給、希望者に対する再就職支援等を提供することで650人の応募を目指していた。
金曜、セガサミーは2020年12月25日で申請期間は締め切られ、729人が2月28日付で退職する予定だと述べた。同社の2020年9月30日時点の従業員数は9,051人。
お知らせの中で、セガサミーは希望退職者募集の結果に伴う費用として約100億円を織り込んでいたものの、実際の費用は約95億円となることを見込んでいると明かした。当該費用は2021年3月期に特別損失として計上される予定。
近々行われる横浜での統合型リゾート開発のためのRFPに参加すると見られているセガサミーは昨年、「早期の収益回復及び今後の持続的な成長を実現するためには、固定費を中心としたコスト削減を進め、より一層効率的な体制を構築することが必要であると考え、希望退職者の募集を行うことを決定した」と理由を示していた。