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ビッグマネー

スティーブ・キャロル 文責 スティーブ・キャロル
2021年 1月 18 月曜日 14:03
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多くの理由で今年は非常に不安定な年となっている。その大きな理由の1つが、新型コロナウイルスの世界的流行であり、世界中のカジノビジネスを混乱に陥れている。

最近、世界中から参加者が集まるICEデジタル主催のウェビナーでモデレーターの1人を務めるよう依頼された。その主題が「カジノマーケティング:基本に立ち返る」だった。このウェビナーは3日間行われ、非常に著名かつ専門性のあるスピーカーが複数参加していた。

その目的は、今日我々がビジネスをする方法のみに焦点を当てるのではなく、昔からの本当に良いアイデアが無いかを振り返り、探してみることだった。ビジネスの改善に役立つ、またはカジノがより効率的かつ利益を生み出す形で運営できるような、今実行できる可能性のあるアイデアを見てみること。

過去数年の間に、我々はマネーロンダリング対策(AML)問題に関わる非常に注目すべき事件を何度か耳にしてきた。マネーロンダリング(資金洗浄)は、カジノが取り組まなければならない最も深刻で悪質、かつ不快な問題の1つだ。また、これは規制当局から最も厳しく罰せられる問題でもあり、しばしばその罰金は数百万ドルに達する。カジノまたは個人はゲーミングライセンスを失うことにもなりかねず、カジノの閉鎖や売却を余儀なくされたり、または従業員や幹部がこの業界から永遠に追放されるという結果を招くことにもなり得る。

今ある事件の1つにオーストラリアのクラウン・リゾーツが関わるものがある。その国際銀行口座の一部が資金洗浄の目的に使用されてきた可能性があり最近、同社はカジノライセンス保有の適正への調査を受け入れた。 これは現在進行中の事件であるため、何がいつ、どこで、どのようにしてどうなったのかについては掘り下げないが、起こってしまったことを防ぐのに役立った可能性がある、過去に取り得た予防対策に注目してみたいと思う。「基本に立ち返る」をテーマにした最近のICEデジタルウェビナーは、シンプルだが機能する基本的な対策を思い出させてくれた。

何年も前、有名な大手カジノ企業で働いていた。この会社は、国際スタッフのマーケティング努力を支援するために世界中に多数の支店と銀行口座を開設して、積極的に国際的なカジノマーケテ ィングに関わるようになっていた。これら従業員の多くが、その分野自体、そしてカジノ両替所やマーケティングにもどちらかというと慣れていなかった。そのため、我々の関心は銀行システムや手続き、銀行送金、そしてプレイヤー、ジャンケットおよび独立系の代理人からの現金預り金の取扱いについてよりしっかり学ぶことにあった。振り返ると、当時は考えが甘く脆弱だったと今になって気が付く。 それでもなお、協調して努力し、資金洗浄そしてそれをカジノ内で予防するのに役立つ方法について出来る限り学んだ。

当時の我々の国際銀行はニューヨーク市に本社を置くメロン銀行だった。私は送金やAMLの取り組みを監督していた銀行の最高幹部を訪問する任務を与えられたチームの一員だった。

メロン銀行には興味深い歴史がある。ウィキペディアによると、一般的には「BNYメロン」として知られるバンク・オブ・ニューヨーク・メロンは、国際投資銀行サービスを提供する米国の金融持株会社でニューヨークに本社を置く。BNYメロンは、バンク・オブ・ニ ューヨークとメロン・フィナンシャルの2007年の合併によって誕生した。世界最大のカストディアン銀行兼資産管理サービス会社で、2020年第2四半期時点で1.9兆米ドルの資産を運用し、37.2兆米ドルもの資産を預かっている。 BNYメロンはデラウェアで登記されている。

「その前身であるバンク・オブ・ニューヨークを通じて、米国で最も長い歴史を持つ銀行の1つであり、世界最古の銀行の1つでもある。アメリカ合衆国建国の父であるアレクサンダー・ハミルトンやアーロン・バーなどから成るグループによって1784年6月に設立された。 メロンは、ピッツバーグのメロン一族が1869年に創立した。その中には財務長官を務めたアンドリュー・ウィリアム・メロンなどがいた。

私はメロン銀行への出張の間に見たこと、そして学んだことから非常に大きな感銘を受けた。

平均的な日で、送金室は世界中からの、または目的地への10億米ドル以上の送金を処理していると知らされた。それと比べると当社のカジノ両替所は極めて小さく思えた。

メロンも48,000人以上の従業員を抱えていた。それは方針、手続き、そしてあらゆる怪しい取引に関して何を見るべきかを全従業員に教える研修を誰かが担当しなければならないことを意味していた。

しかしながら、最も魅了され驚いたことというのが、多数の蛍光オレンジ色のステッカーが、送金室にある数多くのファイルや書類に貼られていたことだった。案内人にその意味を尋ねると、ファイル1つを持ってきて見せてくれた。オレンジのステッカーには「ビッグマネー(大金)」と書かれていた。 彼は、他の多くの大企業同様、ミスを避けるため、または重要な情報を見逃すのを避けるために、人の手に頼らなければならないと説明してくれた。

私は思った。「10億ドル以上が自分のオフィスを通っていくと想像してみろ。 そのうちのどれくらいが資金洗浄やその他の問題で汚れているまたは関連している可能性があるか?」 案内人は私に同意し、懸念があるかもしれない領域に従業員が注目できるよう導くために数多くのアイデアを試してきたと説明してくれた。彼らが最終的に行き着いた解決策というのが、実施に最も費用がかからず単純なものだった。

さらに、全員が「ビッグマネー」という言葉を理解していること、そしてその明るいオレンジ色は、スタッフがその特定の取引を二重、三重にチェックして銀行の方針に適合していることを確かめるための視覚的なサインだということを説明してくれた。 彼は、この1つの単純なアイデアがお守りのような役割を果たし、ミスの発生率が飛躍的に低下したと教えてくれた。

私は感動し、どうすればこれに似たものを自社のカジノ両替所や当社の世界の支店に導入できるかを考えた。そして独自の「ビッグマネー」ステッカーを開発し、それが大きく役立った。大きな費用が掛からず、容易に実施でき、そして何より重要なことに、簡単に理解することができた。

もちろん、今日のカジノ業界はほぼ完全にソフトウェアやコンピ ュータープログラムに管理されている。しかし、ミスはそれでも起こる。そしてバックアッププランがあると役に立つ場合がある。これは特にカジノでの全ての資金洗浄活動を管理、報告、そして排除することが求められるカジノにとって重要だ。

ソフトウェア、コンピュータープログラムまたはコンサルタントに何百万ドルもの金を費やす必要はないかもしれない。単純なソリ ューションが最も機能する場合がある。結局は、頭を柔らかくして考えられるかは自分たちにかかっている。幸運を祈る!

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スティーブ・キャロル

スティーブ・キャロル氏は、世界中で40年以上のカジノ実地経験を持つ広く認められたカジノコンサルタント。また、カジノマーケティングのあらゆる面における権威でもある。キャロル氏は、125か国以上の国で暮らし、カジノマーケティング活動を行ってきた。 作家、講師、そして教育者であり、しばしば実地で学んだ経験を盛り込み、同業の業界幹部たちとアイデアや考えをオープンに共有してくれる。キャロル氏の連絡先はskaroul@euroasiacasino.com

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