マカオ特別行政区政府が、新型コロナワクチンの到着次第、住民向けの無料・任意接種計画を開始することを、衛生局が月曜発表した。
衛生局職員は、マカオに提供されるワクチンは間違いなく安全かつ有効であるものの、マカオのワクチンの提供元は現段階では明かすことができないと強調した。
公立病院の臨床部長、アルヴィス・ロー・レック・ロン(Alvis Lo Iek Long)氏は、「ワクチンが利用可能になる具体的な日付には多くの要因が影響を及ぼす。それには、臨床実験の結果などがある。多くの世界的メーカーが第3相臨床試験を実施し、その一部は暫定的な臨床報告を発表しているものの、最終報告はまだ査読が行われておらず、学術誌で発表されていない。だから、まだ安全性や有効性の検証には時間がかかる」と述べた。
ワクチンの到着が迫っていることがマカオにとって待望のニュースである一方で、大みそかの花火に間に合うよう到着することはなく、2020年の花火大会は中止されている。
過去数年の大みそかにはマカオ半島とタイパの海岸線に3万人以上の人が集まっており、当局職員は実施されれは新型コロナ感染拡大のリスクがあると懸念している。
政府も、カウントダウンイベントを開催する予定があるIR事業者を含む一切の民間セクター企業は政府の感染予防ガイドラインに従う必要があると述べており、全参加者に対してイベント参加前にウイルス検査を受けることが義務付けられる可能性がある。
政府は先週、土曜にオリンピック・スポーツセンター・スタジアムで行われた2020年ギャラクシー杯国際マラソン大会への全参加者に対してレース前に陰性の検査結果を提示するようを求めていた。
