マカオのゲーミング監察協調局が、11月のゲーミング粗収益67億5,000万パタカ(約882億円)を報告した。前年比では70.5%減、10月からは微減となった。
この数字は前月比では7.2%の減少を示しており、10月のGGRは過去9カ月で最も多い72億7,000万パタカ(約950億円)だった。しかしながら、GGRが221億3,000万パタカ(約2,900億円)に達した1月以降ではなおも2番目に高い数字を意味している。
10月のGGRの数字は、中国が8月12日から珠海市民を対象に個人訪問スキーム(IVS)を復活させ、その後8月26日から広東省全域に、9月23日からは中国本土全域に範囲を拡大させた結果となる。2019年にマカオを訪れた中国人旅客2,790万人のうち、IVSは46.8%を占めていた。
10月には売上結果が上昇し始め、GGRは前月比229%増の72億7,000万パタカに達した。月間GGRの数字が最低水準に達したのは6月のことで、前年同月比97%減のたった7億1,600万パタカ(約94億円)だった。
2020年1月から11月までのマカオのGGRは前年同期間比80.5%減の526億2,000万パタカ(約6,880億円)となっており、2019年同期間のGGRは2,696億2,000万パタカ(約3.5兆円)だった。