マカオ政府観光局が発表した数字によると、マカオのホテルでは客室稼働率が42.8%に上昇し、10月に初めて大きな回復の兆しが見られた。
2019年10月の88.6%という稼働率からはまだかなり低い水準ではあるものの、今回の数字は3月以降最も高い数字で、ホテル稼働率がたった16.4%だった9月からは大幅な改善を示している。
5つ星ホテルの客室稼働率は9月の12.6%に対して今回は40.0%で、4つ星が26.7%に対して45.0%、そして3つ星が22.1%に対して51.8%となった。
宿泊料も、平均たった789.10パタカに対して今回は1,039.40パタカに上昇した。10月の平均宿泊料は、昨年同月比では24.9%減となったものの、5つ星はたった19.4%の低下にとどまった。
5つ星ホテルの平均宿泊料は9月の1,080.60パタカに対して1,291.60パタカ、4つ星はたった292.90パタカから331.80パタカに、3つ星は654.50パタカから786.60パタカに改善した。
これらの数字はマカオホテル協会の会員に名前が載っている38のホテルから算出された。
IAGが伝えた通り、マカオのゲーミング粗収益は、中国本土との入境制限の緩和によって、72億7,000万パタカ(約950億円)へと前月比で229%増加した。