サンシティグループホールディングスが過半数を所有するサミット・アセント・ホールディングスは、少数株主の2人の株式を取得することで、ロシアのカジノリゾート、ティグレ デ クリスタルの運営会社への出資比率を60%から67.5%に引き上げる予定であることを明かした。
そしてその比率は、ティグレ デ クリスタル第2フェーズ開発の資金調達の取り組みの一環として同事業体が提案中の新株発行の結果次第で90%近くにまで増加する可能性がある。
日曜の発表の中でサンシティは、同社が69.66%の株式を保有するサミット・アセントがオリエンタル・リージェント(ORL)への出資比率を67.5%に引き上げることを明かした。少数株主には現金および転換型社債を組み合わせて支払われる。その後、サミット・アセントがORL株の新規発行計画の唯一の引受会社となった場合、同社の出資比率は最大で89.29%に引き上げられる可能性がある。
同社は、これら両方の取り組みについて、「主要株主であるサンシティからの強力なサポートであると解釈できる」と述べた。これはまた、ティグレ デ クリスタルの既存株主たちの政状態に関わらず、第2フェーズが計画通り、青写真から現実へと前進するということを示してもいる。
サンシティグループとサミット・アセントの両方で会長を務めるアルヴィン・チャウ氏は、「ティグレ デ クリスタルへの出資比率をさらに引き上げる可能性というのは、サンシティおよびサミット・アセント両社がやる気満々でティグレ デ クリスタルでの取扱量を押し上げようとしているという確実性への強力な後押しだ。
さらに、(コロナ禍による)最悪のビジネス上の苦難の1つを経験する中で(ティグレ デ クリスタルの)ずば抜けた回復は驚異的であるようで、我々が厳しい時に現地のビジネスのみで生き延びられるということへの確かな証拠だ。サンシティおよびサミット・アセント両社は、将来、サービスが行き届いていない韓国と日本の市場へと継続して入り込んでいく」と述べた。
サンシティは第2フェーズに関する追加情報も明かしており、中でも特に、最先端の屋内ビーチクラブについては以下のように説明している。「ガラスパネルで仕切られた状態で、冬にトロピカルな屋内ビーチと雪の降る屋外とが共存できる。
沿海地方で1年を通して刺激的なビーチイベントが開催できるというその場所のユニークな特徴となる予定で、凍てつくように寒い冬の間に出来ることという想像の範囲を広げるものとなる」。
第2フェーズによって、ティグレ デ クリスタルの総面積は2倍に、客室数は3倍に成る予定で、サンシティは、そのカジノライセンスの下で営業を許可されるゲーミングテーブル数およびスロットマシン数に制限はほとんどないとしている。
同社は、「特にサンシティが、元々ジャンケットに与えられる高いリベートをティグレ デ クリスタル内で留めておくことができる直接のVIPビジネスラインを確立する予定であることを考えると、での取扱量を押し上げようとする中で、サンシティがどれだけ助けられるかに限界はない。これは魅力的なゲーミング税制度がなければ不可能な提案だ」と述べた。