関西政財界も菅新総裁を歓迎　万博・IR「心強い」

　14日、自民党の新総裁に菅義偉官房長官が決まったことを受け、関西の政財界からは歓迎の声が上がった。日本経済新聞などが伝えた。

　関西経済連合会の松本正義会長は「安倍内閣を支えた安定感や政治的手腕への期待を反映した結果」とし「大阪・関西万博やカジノを含む統合型リゾート（IR）といった関西のビッグプロジェクトにも深く関わり、関西経済界として心強く感じている」と話した。

　また関西経済同友会の古市健代表幹事は「地方議員出身の菅氏には東京一極集中の是正に向けた取り組みにも強く期待したい」と話し、インバウンドへの依存度が高い関西経済について「回復に向けた道筋を明示し、その先の万博の成功に向けた強力な支援を求めたい」とした。

　菅氏と大阪維新の会は蜜月関係にあり、大阪府の吉村洋文知事は「大阪と国が連携しながら成長を目指していきたい」と話した。またIR誘致を進める和歌山県の仁坂吉伸知事は国の基本方針の策定が遅れていることに「菅さんなら前に進めてくれるのでは」と期待した。