韓国の外国人専用カジノ事業者、パラダイスが、8月、カジノ売上が173億ウォン(約15.5億円)となったことを報告した。前年比では75%減となるものの、7月からは横ばいで推移した。
テーブルゲーム売上が前月とほぼ同じ154億1,000万ウォン(約13.8億円)、スロットが3.3%減の19億ウォン(約1.7億円)となったことで、これらの数字は、一時的にパラダイスにとっての新たな普通を示していると見られる可能性が高い。同社は事業のほとんどをインバウンド観光に依存する。
Inside Asian Gamingが報じた通り、仁川にある同社の旗艦施設の統合型リゾート、パラダイス シティは、従業員から新型コロナウイルス陽性者が出たことで9月1日に2度目の営業停止措置を取った。同社は金曜、カジノは先週さらに陽性者が出たことを受けて無期限でのカジノ閉鎖を発表した。
2020年1月から8月までのパラダイスの収益は、新型コロナウイルスによる3月のカジノ休業と継続する渡航制限によって51.4%減の2,404億4,000万ウォン(約215億円)だった。
パラダイスは、新型コロナウイルスの影響で3月23日にパラダイス シティ、パラダイス ウォーカーヒル、パラダイスカジノ釜山そして済州グランドの営業を停止し、その後済州グランドを4月13日に、残りの3つを4月20日に再開していた。ソウル近郊の仁川にあるパラダイス シティは、日本のセガサミー・ホールディングスとの合弁事業。