個人訪問スキーム(IVS)の再開後初の週末に中国本土からマカオを訪れた人の数はおよそ1万4,100人で、1週間前の1万1,200人からはわずかな増加に留まった。
マカオ治安警察局が発表した数字によると、マカオを訪れた人の数は土曜が7,500人、日曜が6,000人。1週間前の土曜と日曜はそれぞれ6,000人と5,200人だった。
マカオおよび広東省政府は、先週水曜の8月12日に珠海市民を対象にIVSを再開すること、そして広東省の残りの地域は8月26日から、そして中国本土全域は9月23日からIVSを再開すると発表していた。同スキームの継続は、マカオが現在5カ月以上続いている新型コロナウイルスの市中での新規感染者数ゼロの記録を伸ばし続けることができるかどうかにかかっている。
ゲーミング及び観光事業者がその焦点を8月26日に向ける中、広東省は先週金曜、3人の新規市中感染例を確認したことを発表した。先週末に検査を受けた3万4,000人以上の中から深圳市のスーパーマーケットで働いている3人の従業員の陽性が判明した。
マカオ政府衛生局は月曜、現在のIVS再開日程は、広東省での最新の感染例の影響を受けることはないものの、マカオは広東省での展開を注意深く見守っていくと述べた。
マカオの疾病予防管理センター(Disease Prevention and Surveillance Center)のコーディネーターである梁亦好(Leong Iek Hou)氏は、「広東省は新型コロナウイルスの直近の展開に素早く反応し、大規模ウイルス検査および一般市民への疫学調査を実施した。先週末にそれ以上の感染者は確認されなかった」と述べた。
同氏は、マカオを訪れている人はマスクを着用している場合がほとんどであり、マカオを訪れる際には現行の予防対策に従っていると付け加えた。
ゲーミング業界のアナリストたちは、ビザの手続きに平均で約7日かかることを理由の一つに挙げて、IVSの再開が何らかの影響を示し始めるのは8月下旬頃になると予想していると述べていた。