金融技術システム開発や再生可能エネルギーなどを手掛ける日本のピクセルカンパニーズが、日本での統合型リゾート開発を目指すコンソーシアムに、新たにフランスのカジノ大手、パルトゥーシュ・グループ(Groupe Partouche)が参画することを発表した。
金曜のプレスリリースによると、二社は他のコンソーシアムパートナーと協力し、「⽇本に最⾼クラスの統合型リゾートの開発・運営の実現を⽬指す」。
プレスリリースには、同コンソーシアムが「⽇本が世界に誇る観光資源、⾷⽂化、ブランド⼒およびホスピタリティにおけるおもてなしの⼼得を基盤とした⽇本ならではのIRを開発し、地域経済の発展に貢献する新たな観光地を創り出す」ことを目指しているとも書かれていた。
ピクセルは、IR開発希望地については具体的に明らかにしていないものの、開発案の規模が小さめであることを考えると、候補地の中で長崎が最も可能性が高い。ヨーロッパで42のカジノを運営するパルトゥーシュも、香港に上場するオシドリ・インターナショナル・ホールディングスと短い間ではあるが、予備段階の基本合意書を結んでいたものの、5月に「ビジョンと戦略の相違」から提携関係を解消した。 オシドリはそれ以降、長崎でのIR開発に固い決意を持っている。
パルトゥーシュとの提携の前に、ピクセルはTTLリゾーツとの資本・業務提携を発表しており、TTLはIR業界における市場分析および投資⾯の実績を有すると述べている。
ピクセルカンパニーズは東京証券取引所に上場し、ゲーミング、eスポーツ、⾦融技術システム開発、太陽光施設およびリゾート開発など幅広い事業を展開している。