マレーシアのリゾーツ ワールド ゲンティン(RWG)への訪問者数がすぐに新型コロナ前の水準の5割以上にまで回復し、再開から数週間以内にカジノ営業も同程度の回復を見せている。
金融サービス会社 CGS-CIMBが出したリサーチレポートによると、6月19日から徐々に再開することを認められたRWGでは、7月初めの2週間に大幅な回復が見られ、同IRは「高まる需要に応える」ために利用可能な客室数を2,000室から4,000室に増やした。
同様、に事業者であるゲンティン・マレーシアは、スカイカジノとゲンティングランドカジノも通常能力の5割まで戻ったことを報告している。カジノは現在メンバーのみを対象に営業し、社会的距離確保の対策が取られる一方で、CGS-CIMBは従来からRWGのカジノ収益の大半を占めていたのはメンバーであることを指摘した。
同社は、「通常、リゾーツ ワールドの訪問客の7から8割ほどが地元の人であり、活動制限令後は国内旅行とゲーミングへの繰延需要が見られている。
故に、我々はRWGのビジネスは海外客への依存度がより高い同地方の他のカジノよりも良い業績を上げると見ている。
マスとVIPゲーミングの両部門が強さを見せており、旅行ができないことで、RWGは地元VIPプレイヤーの需要を捉えることができている」と述べた。