メルコリゾーツのキプロス子会社が、新型コロナウイルス感染症による3カ月の休業後に営業を再開したと述べ、キプロスにある5軒のカジノのうちの4軒が土曜に再オープンした。
メルコが75%を、現地企業のCyprus Phassouriが25%を所有するICRキプロスは、3月17日に営業を停止し、メルコの3つのサテライトカジノ、C2アヤナパ、C2ニコシア、C2パフォス、そして5.5億ユーロ(約664.44億円)をかけたシティー オブ ドリームス・メディテラニアンが開発されている間に一時的に営業しているC2リマソールがその影響を受けた。
声明の中で、同社は、ゲーミングテーブル1台当たりのプレイヤー数を3人に制限することや、スロットマシンの電源を一台おきに切ることなどを含む様々な制限にもかかわらず、4軒が営業を再開していると述べた。テーブルとスロットの両方で喫煙も一時的に禁止されている。
健康省が発表したガイドラインの下で、C2カジノは意識向上キャンペーンやスタッフ研修、そして厳格な消毒手順も実施している。
キプロスカジノのゲーミング事業バイスプレジデント、デヴィ・カー(Devi Kerr)氏は、「ゲストおよび従業員の健康と安全が最優先だ。C2はカジノ全体でゲストと従業員の健康と安心を守るために包括的な一連の衛生手順を準備している。カジノ再開が、観光業界の強化に寄与するだけでなく、地元経済の回復にも寄与すると信じている」と述べた。
メルコは、同社のカジノの1つ、C2ラルナカは、ラルナカ国際空港にあった以前の場所から、新しい場所へと移動するためにまだ再開しておらず、全従業員は一時的に別の現場へと移されると述べた。