新型コロナウイルス感染拡大防止のため、約2カ月半にわたり休業していたネバダ州ラスベガスのホテルやカジノが4日、営業を再開した。カジノ再開時には、多くの客が列をなして入店する様子が見られた。同州における4月の失業率は28.2%と前月比で4倍以上に跳ね上がり、全米で最悪の水準となっており、カジノ産業の早期再開を求める声が高まっていた。全米を見ても、特にレジャーや接客業が打撃を受けており、同分野の失業率は47%にも上っている。
ネバダ州のゲーミング管理当局はカジノフロアについて収容能力の50%以下で営業すべきだとしている。カジノ側は従業員にマスクの着用を指示していると見られ、入場時の検温や客同士のソーシャルディスタンスの維持などの感染対策をしている模様。しかしながら、報道やインターネットに投稿されている動画の様子では、客のマスク着用率は高いとは言えず、感染拡大を懸念する声もある。ナイトクラブやショーなどは、未だ再開していない。