マカオでVIPクラブを運営するサンシティグループは、株主が2020年2月から5月の間のいかなる損失の責任からも免除され、その損失はグループが持つ独立準備金から補償されることを株主に通知した。補償金は所有する株式から手を引く株主には適用されない。
火曜、株主に送付された書面の中で、サンシティグループのアルヴィン・チャウCEOは、同社を支えてきた人達を支えること約束するとともに、グループのために何年間もかけて「頑丈な財務基盤」が築かれきており、それが今、新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的流行)を切り抜けるために活用されることを明かした。
チャウ氏は、パンデミックがマカオに与えた「甚大な影響」によって、「株主は、2020年2月から5月の間に計上された損失への責任を免除され、6月には通常の計算に戻ることになる。ただし所有する株式から手を引く株主は除く。
6月からは、従業員給与全額、そして口座預金の払い戻しも、その時の市場の回復度合いによって、20年第4四半期または2021年1月まで、準備金を使って支払われる。
サンシティグループの配当金計算スキームは、新型コロナウイルスの影響が治まった後ビジネスが軌道に戻り次第再開される。
チャウ氏は、「私自身、そしてサンシティグループの両方にとって簡単な決断ではない。そして皆様、仲間である株主の方々には、我々が長期的な繁栄という目標に向かって進む時に、これからも当グループと共にいていただきたい。
当グループは、株主の皆様に支えられながら、パンデミックの間の損失を最小に抑える努力を続けていくるつもりであり、このような困難な時の皆様の支援に深く感謝している。
サンシティグループは、経済および社会の安定の保証という今年の全国人民代表大会(NPC)および中国人民政治協商会議(CPPCC)の年次会合の精神に忠実であり続ける。
4,500人の従業員の生活を守り、株主の信頼を維持しようと取り組む中で、サンシティグループは様々な長期的対策を用いる準備ができており、確固たる姿勢でより良い未来に向かって進んでいく」と述べた。