マカオ衛生局は火曜、最後に残った新型コロナウイルス感染症患者が全快し、退院したことを発表した。
マカオで確認された感染者45人全員が回復したことで、李展潤(Lei Chin Ion)衛生局長は、マカオが流行の第二波中の「死者0、院内感染0」というそのミッションを成功の裡に完了したと述べた。
マカオでは、2月6日に初の感染者が確認され、最初の10人の患者集団全員が3月7日までに退院していた。しかしながら、3月15日に新型コロナウイルス感染の第二波が始まった。マカオが45人目で直近となる感染者を記録してから41日が経過した。
このニュースを受けて、自然にマカオ-広東省間の入境口の再開についてさらに多くの質問が投げ掛けられ、李局長は、政府はマカオ、香港そして広東省の間の通常の経済的・社会的交流の再開の準備に相当尽力していると主張した。
局長は、マカオは、新型コロナウイルス検査数を現在の1日当たり6千件から1万件に増やす能力があることも明らかにした。同氏は、医学検疫を受けることなくマカオ住民や旅客が越境を許可される際には、ウイルス検査とマカオと中国で最近実施された赤・黄・緑の健康コードシステムが必要な対策だと強調した。
香港紙の星島日報は火曜、マカオ、香港、広東省の間の入境管理が間もなく緩和される可能性があり、その「吉報」は来週発表されるだろうと報じた。
しかしながら李局長は、このいわゆる「吉報」は入境制限とは関係がない可能性があることをはっきりと述べた。