東京都千代田区のオフィス街でポーカー賭博場を開いたとして、警視庁組織犯罪対策特別捜査隊は11日、経営者の菅野孝幸容疑者と、従業員の男女3人を賭博開張図利容疑などで、店内にいた客13人を単純賭博容疑で現行犯逮捕したと発表した。賭博場は雑居ビル2階にあり昨年9月から営業されていたが、4月の緊急事態宣言以降に客足が増え、今までに約5,000万円以上の利益を得たと見られている。
逮捕された客は「外出自粛に飽きて(賭博を)やりにきた」などと供述しているという。
今年3月にも違法ポーカー賭博場が東京都新宿区歌舞伎町で摘発されており、経営者や従業員ら5人と客16人が逮捕されている。以前は、ポーカーマシンやオンラインポーカーなどで賭博行為を行わせる店舗の摘発が多かったが、最近になり実際に店舗内でポーカー賭博を行わせるポーカー賭博場の摘発が相次いでおり、違法賭博市場の形態の変化が窺える。