林文子横浜市長は4月8日の市長定例記者会見の中で、「新型コロナウイルスの感染が拡大する中、IR(統合型リゾート施設)誘致活動のスケジュールの見直しはしないのか」という記者の質問に答えた。
「(IR誘致に)反対する市民団体が、休戦を呼びかけたい、スケジュールを止めて欲しいと言っているが、市としては見直しを考えているのか?」との質問に対し、林文子市長は「政府のほうも、(国への申請期間である)来年の1月から7月は変えないと言っている。市としてはこのスケジュール感の中で、いま私どもが議決も頂いてやっていく方向になっている中で、そのスケジュール感に合わせる為には、市のスケジュールを動かすことは出来ない状況であり、止めることは出来ない」と答えた。また、反対派の市民団体に関しては「こういう状況ですから、皆さん団体の活動も少しうまく進まないだろうから(活動を一時休止した)と、その意見も私自身は非常に理解は出来る」と述べた。
その上で、「これから国の状況を見極めながら、その中で検討していきたい。今のところはスケジュールは変えることはしない。ただ、今後非常に色々な動きがおきてくると思うので、全てスケジュール通りに行くとは申し上げられないが、今の段階では政府の方針が変わらないので、このままの状態で進めさせていただく」と説明した。