カンボジア首相フン・セン氏の命令により、4月2日(木)0時からカンボジア全土のカジノは営業を停止することになった。
経済財務省が導入した新型コロナウィルス感染の拡大を抑制するための措置として、カンボジア国内の全カジノは4月1日(水)の23時59分から休業をしなければならない。再開時期は未定。この要求に応じない事業者に対してカンボジア政府は「法に則り、対策を取る」という。
同省は、営業停止中はプノンペンにあるナガワールドを始めとした、国内にある120件のカジノに対して納税義務を免除とする。
フン・セン首相は、水曜日の夜までに営業停止を延期する理由として、「政府とカジノ所有者が話し合う時間を用意するため」と説明した上で、「カジノの事業者はスタッフと話し合う時間が必要だ。急にカジノが閉店になったら、スタッフが辞めて離れてしまうからだ」と述べた。