マカオのゲーミングコンセッション保有者のSJMは、ホテル資源の動員を検討しており、政府が新型コロナウィルス感染症(COPVID-19)の拡大阻止に奮闘する中、隔離場所として使用するホテルを少なくともあと1つ提供したいと述べた。
賀一誠行政長官は、新型コロナウィルスの世界的大流行時の、マカオゲーミングコンセッション保有6社の社会貢献活動、特に検疫隔離を受ける住民のためにホテルを提供する意志に関して疑問を呈しており、それに応える形で、SJMはInside Asian Gamingに対して、ホテル客室の大半は現在、マカオに居住していない従業員が使用しているものの、積極的に政府の懸念に対処していくと述べた。
同社は、「SJMが運営するホテル客室の大半が、珠海市に居住し新型コロナウィルス流行中にマカオで働くことを求められているマカオ居民以外の従業員に割り当てられているために、SJMは、政府による感染拡大抑制の取り組みへのサポートを提供できるよう、ホテル資源を動員し、すぐにホテルを使用可能な状態にしたいと考えている」と述べた。
SJMの親会社であるSTDMとそのパートナー企業はすでに、グランドラパホテル、グランドコロアンリゾートそしてリージェンシーアートホテルを医学観察場所として提供している。 SJMはまた、隔離場所から近いという理由で、リージェンシーアートホテルにあるカジノ・タイパとグランドラパホテルにあるカジノ・イースタンを閉鎖している。
水曜時点で、マカオ政府は以下の9つのホテルを隔離場所として接収している。ポサダマリーナインファンテ、ゴールデンクラウンチャイナホテル、リージェンシーアートホテル、グランドコロアンリゾート、トレジャーホテル、メトロポールホテル、グランドラパホテル、グランドハーバーホテルそして2つ星のゲストハウス、サントゥンフォンコマーシャルイン。