2月20日のカジノ再開の際に政府が発表した30日間の猶予期間が昨夜終わりを迎えたことで、合計37軒のカジノ、そしてマカオにあるゲーミングテーブルの8割が営業を再開している。
ゲーミング監察協調局(DICJ)は当初、テーブル間に充分なスペースを確保するために、カジノフロア上で稼働できるテーブル数を半数以下に制限していたが、現在は行政区全体で合計6,739台あるテーブルのうちの約5,400台が正式に使用を許可されている。
カジノ再開の前には、新型コロナウィルス(COVID-19)の感染拡大を阻止するために、マカオ全土で2月5日から20日までカジノを含む全てのゲーミング営業の15日間停止が実施されていた。
DICJは木曜、その後マカオジョッキークラブが改装を行うために休業の継続を申請し、マカオ・パレスとギリシャ神話カジノは現在も休業中であることを明かした。
タイパにあるグランドビューもまた、政府がリージェンシー アート ホテルを強制隔離場所の1つとして使用することを求めたことを受けて、木曜に閉鎖された。
2月20日のマカオのカジノ再開時、事業者には営業再開に30日間の猶予期間が与えられた。一方で稼働を許可されるゲーミングテーブル数を制限したことは、新型コロナウィルスの懸念の中健康と安全を増進するために導入された数ある対策の1つだった。対策の中には、大勢の集まりを避けるためにテーブルやスロットマシンの間に充分なスペースを設けること、全てのテーブル一台当たりで座れるプレイヤー数を4人に制限すること、ゲーミングフロアでは従業員と来場者全員にマスクの着用を義務付けること、全出入り口での必須体温チェック、ゲーミングフロアでの飲食禁止、ゲーミング施設の清掃・消毒の頻度を増やすこと、そして来場者には、入場前に健康状態と渡航歴の報告を義務付けることなどが含まれる。
DICJは、これらの規則は猶予期間後も継続され、事業者および客が全ての規則に従っていることを確認するための調査を強化すると述べた。
旅遊危機處理弁公室(Tourism Crisis Management Office)は、全ての国または地域にレベル2の渡航勧告を発しており、住民にはこの期間の不要不急の旅行を避けるよう強く促している。
14日間の隔離義務に関しては、海外からマカオに戻る住民は、マカオに到着次第、ポウサダ マリーナ インファンテ、ゴールデン クラウン チャイナ ホテルまたはリージェンシー アート ホテルに送られ、自宅での自主隔離はもう認められていない。今後数日の間に、さらに多くのホテルが隔離場所として発表される予定。