スポーツくじの世界的大手、GVCホールディングスは、新型コロナウィルス(COVID-19)の影響で世界最大のスポーツリーグが多数中止になったことで、2020年12月期の年間EBITDAが1.3億（約164.69億円）から1.5億ポンドの間で減少すると予想している。
スポーツくじ業界は、新型コロナウィルスの感染拡大によって最も打撃を受ける業界の1つであることは確実で、NBA、MLB、F1そして世界の大半のサッカーリーグがここ数週間の間に大会を中止にしている。
2020年1月1日から2月23日の間にグループのゲーミング純収益(NGR)が5％増加、そしてオンラインNGRは16％増加したにもかかわらず、GVCは今週行われた一連の発表を通じて世界のスポーツくじ事業者が直面する短期的な課題に関する見方を明かした。
EURO2020の1年延期という正式発表によって、そしてその他全てのサッカーの試合が2020年7月まで中止にされ、グランド・ナショナルやロイヤルアスコットなどの大きな競馬イベントも中止になることを想定して、GVCは2020年にEBITDAが1.3億から1.5億ポンド減少すると予想している。英国でスポーツくじ店が閉鎖されれば、EBITDAは1月あたり4,500万から5,000万ポンド減少するだろう。
GVCは2019年、36.6億ポンドのNGRそして7.61億ポンドのEBITDAを報告しており、グループ売上の45％、オンライン売上の43％がスポーツイベントから生まれていた。
