ギャラクシーエンターテインメントグループ(GEG)が、中国銀行(BOC)マカオが発行する中小企業をテーマにした新型コロナウイルス影響緩和ソーシャルボンド(SME-themed COVID-19 Impact Alleviation Social Bonds)を1億香港ドル(約13.75億円)分を購入することを発表した。
このソーシャルボンドは、政府が最近、影響を受けた中小企業が新型コロナウイルス流行中の財政難を乗り越えるための支援を呼びかけたことへの対応としてBOCマカオによって発行された。集まった資金は、特別融資の提供および、ヘルスケアと医療物資を提供することによるマカオの中小企業の金融費用の削減に使用される。
これは、中国の発行体が発行する史上初の公認ソーシャルボンドを意味している。
ギャラクシーは、マカオの中小企業の発展を支援・育成するための「Large Businesses Leading Small Businesses(小規模ビジネスをリードする大規模ビジネス)」モデルを採用してきたと述べた。
GEGのフランシス・ルイ副会長は、「これまでマカオの異なる組織が新型コロナウイルスに対して、一緒に強い姿勢で立ち向かっている。
我々は地元の中小企業を支援し、地元経済の回復を促進するためのソーシャルボンドの発行を含むBOCマカオによる迅速な取り組みに感謝している。
BOCマカオの金融市場への知識、専門サービスそして中小企業と協力してきた豊富な経験を通じて、当社の1億香港ドルのソーシャルボンド購入が地元の中小企業に迅速かつ効率的な支援を提供し、この危機的な状況の中で、彼らの運営上および財務上の苦難を軽減する助けとなると信じている」と述べた。