サンシティグループは、最近買収し、同社が51%を所有するフィリピンの子会社、サントラスト・ホーム・ディベロッパーズが、トラベラーズ・インターナショナル・ホテルグループおよびウェストサイドとの間で、マニラのウェストサイドシティ・リゾートワールドでカジノおよびホテルを開発・営業するための45年間のリース契約を交わしたことを発表した。
このリース契約は、昨年10月にサンシティグループが行なった発表を正式にするもので、発表の中で同社はトラベラーズの親会社であるメガワールドとオーロラ証券と呼ばれる別の事業体との間でサントラストの全発行済み株式を購入する合意に達し、その後トラベラーズ及びウェストサイドとの間で、ウェストサイドシティ・リゾートワールドのメインホテル及びカジノのための計画用地をリースする合意に達していた。
その際、サンシティは、サントラストは当局の承認を待って「メインホテルカジノの単独事業者および経営会社」に指名されると述べていた。
週末の報告書の中で、サンシティグループは、サントラストがリース契約に署名をしたと述べ、それによって同社はカジノ営業を開始次第、年間1,060万米ドル(約11億8,189万円)の賃料を、半期ベースの年2回に分けて支払っていく。賃料は、独立評価された計画用地の時価総額、3.4億米ドルを基に算出された。このリースは2039年8月19日まで有効で、その時点で別段全当事者の合意がない限り、さらに25年間自動更新される。
ウェストサイドシティ・リゾートワールドは、マニラのエンターテインメント・シティにある31ヘクタールの土地に開発される数十億米ドル規模の広大なレジャー・エンターテイメントタウンシップ。
サンシティによるホテル及びカジノ開発には7億米ドルの費用がかかる見込みで、土地の広さは約44,000㎡、建物の床面積は182,000㎡となっている。このプロジェクトには、VIPとマスゲーミングの両方を合わせて400台のゲーミングテーブルと1,200台のスロットマシン、そして5つ星ホテルの客室400室と960台分の駐車場が含まれており、2022年第4四半期に開業予定。
ウェストサイドシティ・リゾートワールドタウンシップにはまた、グランドシアター、複数のショッピングモール、そして2,000台の駐車スペースなどの施設も作られる予定。