マカオで営業可能な39のカジノのうちの合計29のカジノが木曜午前0時に営業を再開し、全体として行われていた15日間の全ゲーミングの営業停止措置が終了した。
マカオ政府が水曜午後に記者会見で正式発表した通り、まだ通常通りの営業とはならず、再開後の初期段階では、マカオにあるゲーミングテーブルの3割のみが稼働している。
12のカジノは、当初の営業停止命令に30日間の延長を申請し、現在も休業したまま、またはマカオ・パレスやギリシャ神話の場合はしばらく前からすでに閉鎖していた。再開を先送りにしたカジノには、サンズコタイセントラル、ギャラクシーのカジノ・ワルド、リオおよびプレジデント、メルコのアルティラとグランド ドラゴン カジノ、SJMのカジノ・タイパ、カジノ・オシアナス、カジノ・マカオジョッキークラブそしてカジノ・イースタンなどがある。
使用中のゲーミングテーブルの間、そしてそこに座るプレイヤーの間により広い間隔を設けるなどの一時的な新しい制限が実施されていることで、木曜になって営業を再開したのは、マカオに設置されているゲーミングテーブルの約3割に当たるおよそ1,800台のゲーミングテーブルのみだった。ゲーミング監察協調局(DICJ)は、新型コロナウィルスとの闘いにおける進展をもとに、その要件を調整していくと述べた。
しかしながら、マカオの大手ジャンケット事業者たちは早速営業を再開している。サンシティグループは、IAGに対して、マカオにある15のVIPクラブのうちの13をすぐに再開していると述べ、アルティラ・マカオにあるクラブは2月24日月曜に、そしてリオにあるクラブは2月25日火曜に再開すると説明した。
Meg-Starは、8あるVIPクラブの7つの営業を再開し、アルティラだけが例外となった。
ウィン・マカオにある廣東集團(Guangdong Group)の11のVIPクラブと、大衛集團(David Group)のVIPクラブ全てが午前0時に営業を再開した。
事業者たちは、今後30日間いつでも再開申請することができるが、全社が2020年3月20日には営業を再開しなければならない。
DICJのパウロ・マルチンス・チャン局長は、マカオのゲーミング粗収益は再開の初期段階中は低くなると予想されているものの、政府は将来に関しては楽観視していると述べた。
マカオへと入る人の数は水曜、2日連続で増加し、火曜からは49.8%の増加となる観光客5,800人と非居住の労働者31,000人がマカオ入りした。